こんにちは。
BIJOU ENGLISH KIDSのYURIEです。

前回『正しい発音』なんて無い？！世界標準の英語ってなに？！　のブログ記事内では国際語としての「伝わる英語」を身につけることについてご紹介しました。

「伝わる英語」を身につけるためには、英語の音のまとまりを意識することがとても大切です。日本語と英語はリズムが違いますが、このリズムの違いを理解するのにまず知っておきたいのが単語の音のまとまりとなる音節！今回はこの音節についてお伝えしていきたいと思います。

単語の音のまとまり　音節ってなに？

音節は 母音を中心とした音のまとまり の単位のこと。英語ではSyllable ( シラブル ) と呼ばれます。

音節（おんせつ）またはシラブル（ 英: syllable ）は、連続する言語音を区切る分節単位の一種である。典型的には、1個の母音を中心に、その母音単独で、あるいはその母音の前後に1個または複数個の子音を伴って構成する音声（群）で、音声の聞こえの一種のまとまりをいう。

(引用元 : wikipedia)

音節 ＝ 母音を中心とした音のまとまり

日本語は「子音＋母音」のひらがな1文字が音のまとまりの基本

日本語は音のまとまりの単位としては、音節よりもさらに小さい”モーラ拍”というものがあり、ひらがな１文字が１拍として数えられます。モーラ拍で数えられる音のまとまりが、ひらがな１文字であり、ひらがなは「子音＋母音」が基本です。子音と母音がセットで基本的に発音されるのが日本語。子と母がほぼほぼいつも一緒に行動！みたいなイメージですね。

子がどこに行くにも、母もついてくる！

母音の「あいうえお」と最後の「ん」以外のひらがなは、全て「子音＋母音」の音になります。

例えば、クリスマスという言葉。

日本語では、KU | RI | SU | MA | SU と子音に母音がくっついて「子音＋母音」の1文字1文字がひとかたまりとしてそれぞれ１拍ずつ発音され、音節も５音節になります。

英語の音節はパターンが色々ある

日本語の基本が「子音＋母音」で、子音が子どもで母音が母親としてイメージすると、子ひとりに母ひとりが基本であるのに対して、英語の音節では３人も４人も子どもを連れている子だくさんなお母さんも存在します。

例えば cup という言葉は「子音＋母音＋子音」で、お母さんを中心に子どもが２人くっついています。母音を中心とした音のまとまりとしては一つであり、１音節です。また、この「子音+母音+子音」が英語の音節の基本の形です。

もう一つ例を挙げてみると、spring という言葉は「子音＋子音＋子音＋母音＋子音＋子音」と、お母さんを中心に子どもが５人もくっついています。こちらも音のまとまりは一つで１音節。

他にも、英語の音節には色々なパターンがあります。

< 英語の音節のパターン例 >

• I・・・・・母
• we, he, do・・・・・子＋母
• ham, man・・・・・子＋母+子
• fly, try, cry・・・・・子+子＋母
• soft, ・・・・・子＋母＋子＋子
• great,・・・・・子＋子＋母＋子
• street・・・・・子＋子＋子＋母＋子
• stress, strict, ・・・・・子＋子＋子＋母＋子＋子

パターンは様々ですが、音節はどれも母音の音１つを中心としたひとまとまりの音です。( ea や ea などの二重母音は母音の音1つとみなします )また「子音+母音」が基本の日本語とは異なり、英語の単語の多くは子音で終わるということは特に意識しておきたい重要ポイントです。

先ほど日本語の例でも出てきたChristmasという言葉。今度は英語の音節を見てみましょう。

英語では christ / mas の２音節。KU | RI | SU | MA | SU と５音節もあった日本語とはかなり違いますね。christ でひとまとまりの音、mas でもうひとまとまりの音、の２つのまとまりです。

まとめ　音節で音のまとまりを意識しよう！

今回は単語の音のまとまりである 音節 についてご紹介しました。

まずは音節で英語の音のまとまりを意識してみましょう！音のまとまりを意識することは、英語のリズムをつかみ、相手の言葉が「聞き取れる」、話した英語が相手に「伝わる」ための重要なステップです。