こんにちは。
BIJOU ENGLISH KIDSのYURIEです。
みなさん、「フォニックス」ってご存知でしょうか?
BIJOU ENGLISH KIDSの年中さん頃〜小学生のレッスンでも取り入れているので、「うんうん、聞いたことある!大事だよね!」とおっしゃてってくれる保護者の方も多いのではないかと思います。
今回は
フォニックスってそもそも何なのか?
を詳しくご紹介していきたいと思います。
フォニックスってそもそも何?
最近フォニックスってよく聞くけど、正直なんなのかよくわかってないのよね。
大丈夫!フォニックスとは何か、どんなことをするのかを一緒に見ていきましょう!
フォニックスとは文字の名前と音のルールを学ぶ学習法のこと
フォニックスとは、英語のつづり文字と読み方の音のルールを学ぶ学習法のことです。英語を母語とする子供たちもフォニックスを学んでいます。
フォニックス(英: Phonics)とは、英語において、綴り字と発音との間に規則性を明示し、正しい読み方の学習を容易にさせる方法の一つである。英語圏の子供や外国人に英語の読み方を教える方法として用いられている。(引用元:wikipedia)
英語ネイティブの子供たちもフォニックスを学んでいるのね!
日本語と英語の文字の読み方の違い
まずは日本語と英語の文字の読み方の違いについて見てみましょう。
◆ 日本語の場合の読み方
日本語の場合、文字の名前=音 になりますね。
日本語はひらがなの名前とその読む音が一緒だよね
動物の「ぶた」は名前も読み方も同じ「ぶた」ですね。
「ぶ」の音は「ぶ」だし、「た」の音は「た」。そのまんまですね。
日本語のかな文字は、文字の名前とその読む音がイコールです。「あ」は文字の名前も「あ」であり、音も「あ」です。「あひる」「あめ」「あり」「こあら」等、どんな言葉の中に入っていても、言葉のどの位置にあっても、音はいつも「あ」ですね。
他のかな文字も全て同じです。「い」は「い」だし、「う」は「う」。どんな並べ方をしても読み方は変わりません。1文字1文字を見たまま声を出すと読むことができます。そう考えると、日本語のひらがな読みはシンプルでわかりやすいですね。
◆ 英語の場合の読み方
一方で、英語の単語はアルファベットの名前そのままの文字通りには読みません。
アルファベットの名前≠音
英語は名前と読む音が別なんですね。
きっと誰もが一度は聞いたことがあるABCの歌も、「エィ、ビー、スィ、ディー….」と歌いますが、あれはアルファベットの名前です。
例えば、pig をアルファベットの名前でそのまま読むと「ピィ」「アィ」「ジー」になり、アルファベットの名前としては正解なんですが、会話の中で「ピィ」「アィ」「ジー」と言っても意味が通じないですよね。
pig を「ぶた」として読むには、アルファベットの名前をそのまま読むのではなく、アルファベットそれぞれの音となる読み方で読む必要があります。読み方は「プッ」「イ」「グッ」となり、つなげて読むと「ピッグ」と聞こえる発音になります。
これをアブクド読みといいます。
<注意>日本語にはない英語の音をカタカナであらわすことはできないので、ここでのカタカナ表記はあくあでも文章で読むための参考です。英語を読む際にカタカナに直すことはオススメしません。
フォニックス学習の第一歩 アブクド読みを学ぼう
それがアブクド読みを知っていると「ブッ」「オッ」「クス」と読むことができ、「ブッ+オッ+クス=ボックス=箱(box)」とつづりを読んで理解することができるようになるんですね。(すでにboxが箱であるということを知っている場合。初めて見る綴りと言葉の知識が一致する)
<注意>ここでのカタカナ表記はあくあでも文章で読むための参考です。英語の O は日本語の「オ」の音とは違い、カタカナ表記で表すことはできません。
つまり、アブクド読みを学ぶということは、初めて見る単語も自力で読める力につながるということですね!
フォニックスを学ぶと自力である程度の単語が読めるようになり、自力で読めると嬉しいし、できた!という気持ちは特に子供たちにとっては大きな自信に成り得ます。自信からさらにもっともっと学びたいと思うやる気につながれば、その後の自主的な英語学習を加速させるサイクルを生むことも期待できますね。
アブクド読みをマスターすれば、どんな単語も自力で読めるようになるってことね!
そう!と言いたいんだけど、まだ待って!フォニックスは英語のつづりと読み方の音のルールを学ぶ学習法のことだと言ったけど、つづりのパターンによって読み方の音が変化するんだ。
フォニックスの代表ルール サイレントE
例えば次の単語を読んでみましょう。「game」
さっき学んだアブクド読みでアルファベット一つ一つを読んでいくと、「グッ」「エァ」「ム」「エ」ですね。でもこれだと意味が通じないので、正しい読み方ではありません。
グッエァムエ…?何のことだかわからないわね
これは、フォニックスのサイレント E っていうルールを使って読むんだよ
サイレントEルール とは
サイレントE はフォニックスの代表的なルールの一つです。
単語の一番後ろが “e” で終わる言葉のとき、“e” は読まず(サイレントになる) その直前の母音をアルファベットの名前読みする というルールのことをサイレントE と言います。
マジックEと呼ばれたりもします。
サイレントE のルールを使って、game を読むと、「グッ」「エィ」「ム」( 最後の e は読まない ) となって、つなげて読むと「ゲィム」と聞こえる発音になるんですね。
<注意>なんども言いますが、日本語にはない英語の音をカタカナであらわすことはできないので、ここでのカタカナ表記はあくあでも文章で読むための参考です。英語を読む際にカタカナに直すことはオススメできません。
他には、game と同じように単語の一番後ろのアルファベットが e で直前の母音が a の言葉の例では cake/ name / safe / などなどがあります。直前の母音が a 以外でもサイレントE のルールは当てはまります。
単語の一番後ろのアルファベットが e で、直前の母音が i の言葉だと、life / white / smile /など。
直前の母音が他の母音でも同様です。
cube / cute / theme / complete / note / bone / などなど。
言われてみればホント!そんなルールがあったなんて知らなかったわ!
私たちの時代は学校でサイレントEなんて聞いたことありませんでした。英単語はとにもかくにも覚えるのが当たり前!といった感じで、覚えるために無理やり読み方をこじつけたりしていました。
例えば bone(骨) は、「ボネ」と無理やり綴りを覚えたり。「ボネボネボネボネ」と唱えながらとにかくひたすら書いて覚える。それが当たり前のやり方みたいに、とにかく無理やりにでも覚えることに徹していたのが昔のやり方だったと思います。
ガイコツは英語で skelton だよ♪
ルールを学んでいればこんな風に無理やりこじつけで覚えなくてもいいんですね。そんなルールがあるなら早く言ってよ!って感じですね。
このサイレントE のルールに当てはまらない例外 ( loveなど ) もありますが、基本的なルールを知っておくことによってたくさんの単語が読めます。
フォニックスにはアブクド読みとサイレント E のルールがあるのね。他にもルールがあるのかしら?
鋭いね!そうなんだ、フォニックスには他にもルールがいくつかあるんだ。
アブクド読みやサイレント E の他にも、母音と母音が2つ連続する時の読み方のルールや、子音が2つ連続する連続子音など色々なルールがあります。
フォニックスを学ぶということは、こういった文字と音のルールを学んで自力で読める言葉を増やしていけるということなんです。
ルールに当てはまらない例外も全体の4分の1ほどあると言われていたりしますが、逆に言えばそれはフォニックスのルールを知っていれば4分の3は自分の力で読むことができるということですね。
読み方の色んなルールを学ぶのがフォニックスってことなのね
無理に単語を丸暗記しなくてもいいルールがあるなら、知っておいて損はないね。読み方を知るということは、書けるということにも繋がるよ。フォニックスを学ぶ効果やメリットはまた次回学びましょう。
今回は、フォニックスとは何なのかをご紹介しました。次回以降、フォニックスを学ぶ効果やメリットについても詳しくご紹介したいと思います♪